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シヴィ3文化と外交

シヴィ3

文化

ゲームが始まってまず気付くのは都市の周囲にある点線だろう。
これは都市の「文化圏」を示しており、それがそのまま国境として表現されている。

この「文化」の考え方が面白い。これは、その都市が保有する特定の施設、たとえば「寺院」や「図書館」を建設することでターンごとに一定の「文化ポイント」が得られ、その蓄積によって「文化圏」がどんどんと拡大していくのである。

また、文化圏内にある「資源」であれば、都市圏内になくても、道路さえ通していれば自国の「資源」として供給されることになっていくことも大きい。

さらには隣接している敵国の都市が文化的に未熟であれば、戦わずして吸収してしまうこともあり、クリア条件の一つである「文化制覇」を達成することも出来る。

武力によって次々に侵略していくのがもっとも手っ取り早い方法ではあるのだが、この「文化」の存在があることで、よりゲームに深みを増していることは間違いない。

この文化圏という概念があるため、どの文明も紀元前の間は都市を建設して、少しでも大き文化圏を領有することに邁進することになる。 つまり、人口も施設も少ない時期ほど敵国の文化侵略の脅威にさらされることがないためある。

都市の規模が2あるいは3ぐらいで、開拓者を作って都市を増やしまくる「都市無限増殖」が、特に序盤では効果的だ。

ただ、無計画にバカスカ建てていると中盤以降行き詰ることが多い。首都から離れるほど、都市の数が増えるほど「汚職」「浪費」が激しくなり、都市の生産能力が減っていくからだ。
もちろん敵国の場合でも同様で、首都から遠く、自国の首都近くに建てられた相手の都市はほとんど発展できない。

平和な時代が続いていれば、各国とも首都を中心にした国家が形成されていくのである。

「文化」とは直接関係ないものの、制圧した敵の都市の住民たちには「民族」というコンセプトが与えられている。 戦争で自国領土に編入した都市では、彼らの中から「レジスタンス」になるものがおり、一切こちらの命令を受け付けないばかりか、駐留部隊を置いていないと「内乱」が起こる場合もある。 戦争による混乱が終息しても、突然祖国である敵国に寝返ってしまったりするのも、この「民族」という概念が大きな要因となっているのだ。

また敵国の領土だった戦乱期には、過酷な徴兵を受けていたことが多く、自国に取り込んでも「イヤだ! もう徴兵には行きたくない!」などと不満を募らせている。 自国では少数民族と成り果てた彼らの感情が落ち着きを取り戻すにはある程度の期間とプレイヤーの努力が必要になる。


外交

プレイヤーは、ほかのリーダーと接触してから首都に「大使館」を設置すると、その国のリーダーたちとさまざまな交渉ができるようになる。

その内容は多岐に渡っており、「平和条約」から「宣戦布告」、「地図」、「技術」、「贅沢品資源」や「戦略資源」の交易協定、「相互防衛条約」、「相互通行条約」や「軍事同盟」といった交渉が可能で、場合によってはいろいろな要素を組み合わせて交渉することもある。

「贅沢品資源」とは象牙や香料などの特殊資源で、それら8種類の品目が自国に入ってくるほど幸福な国民が増える、という効果が設定されている。

「戦略資源」も、馬や鉄、石油など、特定のユニットや施設の生産に必要なもので、敵国との戦闘の多くは「資源」の獲得が目的で引き起こされる場合が多い。

交渉時には「外交担当相」が、相手が了承できるほどの条件を提示しているかどうかを事前に教えてくれるので、相手リーダーを怒らせることなく大体の目安が分かるようになっている。

相手の要望を先に聞くこともできるので、そこから少しずつ値切っていくというのが普通だが、相手に有利な条件にしておけば、次から丁寧な態度で接してくれるようにもなる。

逆にあまりにも無茶な条件、例えば「地図」やるから「技術」くれ、「馬」と交換に都市一つよこせ、などと言えば、友好的に笑顔で話していた相手リーダーは、眉間にしわを寄せ憎悪の目でこちらを睨みつけるようになり、その後の態度にも影響を及ぼしてくるのである。

敵リーダーたちは、みな恐ろしいほどの記憶力の持ち主である。1000年も前に「相互通行条約」を結びながら攻撃したことについて、「お前がやったことは忘れていないぞ!」などと言われるのである。

外交はとくにゲーム難度が高いほど必要になってくる。 ゲーム開始からしばらくは敵国の軍事力に太刀打ちできないため、この外交交渉によってなんとか敵国のリーダーをなだめたり、すかしたりしてご機嫌をとらなければいけない。

金銭だろうが技術だろうが、相手の要求をことごとく呑み、交渉場面でも色をつけてやる。いわゆる「全方位土下座外交」とも呼ばれる外交術である。特に大国が隣接している場合などは、ほとんどその国の奴隷のごとくになる。

妙にリアルではある。

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