ヒストリアン　占領期年表昭和２０年（１９４５）

占領期年表　昭和２０年（１９４５）

参考文献：『昭和２万日の記録』第７巻（講談社）、『日本史年表』（河出書房新社）、『日本史年表・地図』（吉川弘文館）、『昭和世相史』（小学館）、『昭和・平成現代史年表』（小学館）

年表中赤字＝ＧＨＱ関連事項

８月１５日	玉音放送。鈴木内閣総辞職
８月１７日	東久邇宮内閣成立
８月３０日	連合国軍最高司令官マッカーサー厚木に到着、横浜へ移動
９月　２日	全権重光葵、梅津美治郎、米艦ミズーリ号艦上で降伏文書に調印
９月　８日	マッカーサー、東京へ進駐（米大使館で入所式）
９月１１日	ＧＨＱ（連合国総司令部）東条英機ら戦犯容疑者３９人の逮捕を命令
９月２７日	天皇、赤坂のアメリカ大使館にマッカーサーを訪問し３５分会談
１０月　２日	ＧＨＱ、日比谷の第一生命相互ビルで執務開始
１０月　５日	東久邇宮内閣、ＧＨＱ指令を実行不可能として総辞職
１０月　９日	幣原喜重郎内閣成立
１０月１１日	マッカーサー、幣原内閣に民主化に関する５大改革を指令
１１月　２日	日本社会党結成（書記長片山哲）
１１月　６日	ＧＨＱ財閥解体に関する覚書を発表
１１月　９日	日本自由党結成（総務鳩山一郎）
１２月　６日	ＧＨＱ、近衛文麿・木戸幸一ら９人の戦犯容疑者逮捕を指令
１２月１６日	近衛文麿、東京杉並区自宅で服毒自殺（５５歳）
１２月１７日	衆議院選挙法改正公布。婦人にも参政権
１２月２２日	労働組合法公布
１２月２９日	ＧＨＱ、第１次農地改革、国家と神道の分離に関する指令

８月１８日	内務省、占領軍向け性的慰安所設置を指令
８月２０日	３年８ヶ月ぶり灯火管制解除
８月２３日	「進駐軍を迎える国民の心得」諭告
９月	焼け跡に闇市が登場。銀座の服部時計店・松屋銀座店、占領軍のＰＸとして接収
９月１０日	ＧＨＱ「言論及び新聞の自由に関する覚書」で占領軍に関する報道制限（検閲の開始）
９月２０日	文部省、中等学校以下の教科書の教材など削除を指令（教科書墨塗り）
１０月　９日	ＧＨＱ、東京の５大新聞の事前検閲を開始
１０月１１日	映画『そよ風』封切り
１１月１９日	ＧＨＱ、軍国主義的、封建主義的として日本映画２３６本の上映禁止・焼却を指令
１２月　９日	ＮＨＫのラジオ番組『真相はかうだ』放送開始。ＣＩＥ製作
１２月３１日	ＧＨＱ、修身・日本史・地理の授業停止と教科書回収に関する覚書
流行	（言葉）神州不滅、一億玉砕、ピカドン、一億層ざんげ、パンパン（文学）高村光太郎『一億の号泣』、太宰治『御伽草子』

８月１５日	第二次世界大戦終結
８月２８日	毛沢東・蒋介石会談。中国内戦一時回避へ。
９月　２日	マッカーサー、在朝鮮日本軍に３８度線を境に米ソ両軍への降伏を指令
１０月２４日	国連憲章発効、国際連合成立
１１月２０日	ニュルンベルク国際軍事裁判開廷（～1946年10月1日）
１２月２７日	モスクワ宣言発表。朝鮮信託統治、極東委員会・対日理事会の設置などで合意成立。