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ネット対戦を始めよう2

囲碁

囲碁の上達には数多く実戦を打つことが基本です。そのためには相手が見つけやすくてお手軽に打てるネットは非常に便利です。ここでは私が利用しているヤフー囲碁で始める場合のやり方を紹介したいと思います。

入門編 実戦編 チーター対策


入門編

まずは囲碁そのものが始めてという方から。一応最低限のルールは囲碁の遊び方にありますが、これだけではさすがにすぐ実戦という訳にはいきません。もう少し勉強するために入門向けの本があれば一番ですが、今はネットでも十分に勉強できます。

関西棋院の「囲碁入門テキスト」インタラクティブ囲碁入門「碁に夢中の「今日からキミと囲碁入門」など。全部見る必要もないのでどれか好きなもの一つに決めて勉強されたらいいでしょう。力がついてきたら「今日からキミと囲碁入門」の実力養成クイズがおすすめ。

さあそうこうしてだいたいルールが分かってきたら、さっそく実戦といきたいところですが、実はヤフー囲碁はあまり初心者の方向けの機能が整っていません。

ここの良いところは、人が多い、始めやすい、この2点につきます。同じように無料のところでも、盤面の見易さだとか機能の充実度だとか、安心して打てるとか強い人が多いといった点では、他に優れている対局場はいっぱいあると思います。

別にヤフー囲碁が一番便利だからとか、私がヤフーのまわしものだと言う訳ではなく、私が利用しているのがヤフー囲碁なのでこちらを紹介しているだけです、はい。ですので、そういうのを求める方は別のところに行かれたほうがいいと思います。

細かいことはどうでもいいから、とにかくすぐ打ってみたいという方に向いているということですね。とはいえ最初は勝手が分からないでしょうし、適当な相手も見つからないと思います。まず初級ラウンジや交流ラウンジでレート1200以下の人と打ってみましょう。また最初は19路や13路だと1局打つだけも大変なので、9路盤で打つことを強くお勧めします。

対局もなんとかこなせるようになってきて、ヤフー囲碁の仕組みも分かってきたら、後はどんどん実戦をこなしていくだけです。最初の頃はいくら考えてもなかなか手は読めませんから、アタリにだけ気をつけて(特に石がゴチャゴチャしている時や終盤になって駄目が詰まってきた時)バンバン打ちましょう。

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実戦編


ここからは、ヤフー囲碁で対局するときのより実践的なコツというか、心得のようなものを紹介します。まず第一にあまり勝敗にこだわらないこと。またヤフー囲碁は手軽さが一番の魅力なんですが、それゆえに変な人もいっぱいいます。挨拶はしない、手合い違いでも平気で打つ、投了せずに逃げるといったことが当然の世界です。

碁会所なんかとはもちろん違いますし、他のネット対局場よりもおかしな部分もあります。後で紹介するチーターなんて、初めて会ったと時は目が点でになるでしょう。なので短気な人、生真面目な人、プライドが高い人なんかには肌に合わないかもしれません。またそうした状況に対して軽く受け流すか、必死に対抗するかは人それぞれですが、そういうゴチャゴチャした、ある意味カオスな世界観を楽しめるようになれば、あなたも立派なヤフ碁打ちになれるはずです。

それでも、礼儀をきちっとしたいという方はサークルに入るという手があります。気心の知れたメンバー同士での対局は自然にマナーも良くなりますし、オフ会なんかもやってるところではさらに親交を深めることもできるでしょう。 ヤフー囲碁ではさまざまなサークル・団体が活動していて、高段者の集団から初心者のあつまりまでいろいろあるようです。 サークルの見つけ方ですが、大きなサークルだとヤフー掲示板などにトピックスがあります。ラウンジで観戦者がたくさんいるテーブルはサークル活動で人が集まっている可能性があるので、そういうところを時折覗いてみるのもいいでしょう。


招待する

テーブルを開いても、ちょうど良い棋力の相手が申し込んでくるとは限りません。また良さそうな人がいても、その人がテーブルを開いてなければこちらから申し込むこともできません。そういう時、手っ取り早く相手を選ぶために「招待」機能が使えます。

テーブルを作った後、画面左下あたりの「招待」ボタンを押すと、プレイヤーの名前がずらっと表示されたポップアップが出ます。任意の人の名前を押しましょう。相手が受ければ開いたテーブルに飛んできます。

また探すのが面倒な時は、「レート」とあるところを押せば、名前がレート順に並ぶので探しやすいです。探したい人が決まっているのであれば、「名前」のところを押せば、ABC順に並び替えられます。このレートと名前の並び順の変更は、ラウンジにいる時も同様に行えます。

とはいえ、いきなり招待したりしても打ってくれない人もいます。これはチーターが蔓延している状況もあって皆さん警戒されているということもあるでしょう。気にしない人もいますが、チャットなどで伺ってからのほうが良いかもしれません。ただパソコンの向こうの状況は分かりませんから、その場にいない可能性も十分考えられます。少し待って反応がなかったら諦めた方がいいでしょう。


招待される

逆に誰かに招待された場合はどうするか。招待メッセージには相手の名前、レート、対局時間が表示されているので、チェックしておきましょう。その上で良さそうだと思えば「受ける」ボタンを、打ちたくなかったら「断る」ボタンを押します。招待を受けると招待した相手のテーブルに飛んでいきます。

断る時はボタンを押すだけでもいいんですが、メッセージ欄に何か理由を書くことも出来ます。ただこの招待というのは結構曲者で、招待してくる相手というのは結構な確率でチーターであることが多いです。

一度対局した相手や見知った人なら問題ありませんが、その他の場合なら一応注意をしておいたほうがいいでしょう。


対局途中の席に入った

テーブルを開いている人のところに申し込みに行ったら、対局途中だったという経験はないでしょうか。これは一方が回線切断したりなどしていなくなってしまった席についてしまったということです。慌てて席を立とうとしてもポップアップが出て降参やキャンセルをしなければ抜けられません。こういう時は「降参」するか「投了」するのが一番無難です。一応盤面をサッと見て、負けが確定的なようなら相手が「逃走」した可能性が高いです。また対局結果は対局を始めた者につくので、途中で入ってきたものには関係ありません。何故かその後を継いで打ち続けようとする人がいますが、当然マナー違反であるので止めましょう。

ただ本当に何か理由があって、残っている相手の方も了解されている場合(稀なケースだとは思いますが)もあるかもしれません。その場合はラウンジごと消して落ちるかテーブルから追い出してもらうしかありません。なので基本的に、開いているテーブルに申し込む時は「今すぐ参加」ボタンは使わず、「観戦する」で入ってテーブルの状況を確かめてから入るようにしましょう。

※実際、こうしたトラブルを防ぐため「今すぐ参加」ボタンの廃止を望む声も多いようです。

また逆に自分が対局していて相手が途中で出て行ってしまった時は、これらのことを考えてテーブルを保護にしておくのが良いでしょう。こうしておくと対局を始めた人以外は席に入れなくなります。ただ終局後も保護のままだと新たな相手が座れないので、その後公開に戻しておきましょう。こちらも参考に


対局中に相手が去った

敗勢になると逃げ出してしまう人が時々います。こうした場合、テーブルを保護にして相手の手番であることを確認して待ちましょう。 30秒待てばポップアップが出て、「没収」「保存」「待つ」が選べるようになります。「没収」を選べば勝ちになります。ただ開始から5分以内の場合はレーティングの対象外になります。

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チーター対策


ヤフー囲碁で打つ限りチーターは避けて通ることが出来ません。チーターというのはチートする人、つまりズルをして勝とうとする人のことです。一番いいのはすぐに投了してしまって、名前を覚えて次から打たないようにするのがいいんですが、一応対処法も挙げておきましょう。


逃走型

ヤフー碁で一番多いタイプがこの「逃走」型チーターでしょう。敗勢になるとテーブルから突然逃げ出します。こちらからは防ぎようがないですが、上記にあるように30秒待てば没収して終了させることができます。

なぜこのようなことをするかというと、逃走した場合はレートが下がらない仕組みになっているからです。ただプレイヤー情報を見れば、切断数と※隠れ切断数が分かるので、レートを守っているように見えて、恥をさらしているだけのような気もするんですが・・・。

※隠れ切断とは、対戦回数から勝ち負けの合計を引いた数のことです。例えば100回対戦回数があるのに勝ち30、負け30しかない場合は、残り40が隠れ切断ということになります。このタイプのチーターさんはこの見方を知らなくて、切断数に出てないからばれてないと思っているんでしょうね。


駄目詰め型

ヨセがすべて終っても、意味のない手を打ち続けるタイプです。このタイプはさっさと投了してしまうのがいいでしょう。私は一度最後まで付き合ったことがあるんですが、まあ囲碁とはまったく違うゲームです。一度位はいいですがもうやる気はしません。

徹底抗戦したいという方は、時間設定がある場合なら切れ負けにも気をつけつつ、自分の地では目をつくるようにしたらいいでしょう。目といっても一目の目をいっぱいつくっていきます。これは着手禁止点を多く作って、盤面全部が埋まった時に、相手が自分の目を潰さざるをえないようにするためです。これで最後はどこにも打てなくなって切れ負けになります。時間設定がなくても一手10分以内に打たなくてはいけないので、どちらにしろ切れ負けになります。


死石チェック型

死石チェック時にこちらの死んでない石にチェックを入れてきたり、自分の死石のチェックを外したりといったことをしてくる場合があります。チェック、つまり×が付いた石は、もう1回クリックすれば×を消すことができます。

何度修正しても相手が×を付けてくる時は、すぐに計算終了を押しましょう。計算終了を先に押すと、相手が×を付け終わるまで相手の時間が消費されるので、切れ負け狙いのチーター対策にもなります。

この時、死石チェックはおかしいままなので、「本当に終局しますか?」とポップアップが出たら拒否します。この時、手番が回って来た側は、パスができません。


長考型

時間設定のない対局でも、1手10分以内に打つという制限がありますが、これを目一杯使って一手一手10分近くかけて打つタイプです。また10分以内に打つところのチェックが外してあれば、いつまででも放置してくることも有り得ます。対局前にはこの部分も見ておきましょう。


時間に余裕を持つ

特に駄目詰めタイプのチーターに対しては、残り時間にも気をつけておく必要があります。目安としては、「通常の終局」にいくまでに時間を5分以上余すようにしておくのが良いでしょう。


チーターの傾向

チーターにあった時のことをここまで考えてきましたが、会わないですむのなら当然それにこしたことはありません。チーターのおおよその判別法を紹介しておきます。

挨拶する人はチーターでない可能性が高い。丁寧なほど良い。
時間設定が長いほどチーターでない可能性が高い。
変な名前の人、大連勝してる人、勝率が異常に高い人、妙な発言をしている人、挙動のおかしい人、布石からメチャクチャな人

こういう人たちは疑ってかかったほうがいいでしょう。

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