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ネット対戦を始めよう1

囲碁

囲碁の上達には数多く実戦を打つことが基本です。そのためには相手が見つけやすくてお手軽に打てるネットは非常に便利です。ここでは私が利用しているヤフー囲碁で始める場合のやり方を紹介したいと思います。

ヤフー囲碁の対局方法 その他の事項 レートについて


ヤフー囲碁の対局方法


部屋を選ぶ

ヤフー囲碁では、交流・初級・中級・上級の4つのクラスがあり、その中にそれぞれ30の部屋があります。そのうちの適当な部屋に入って対局相手を探すことになります。一つの部屋の定員は200人で、たいていルーム1から順番に2、3と人が埋まっていくため、ルーム6〜30あたりはあまり使われません。

対局相手を探す

適当な部屋に入ったら次に対局相手を探すことになりますが、その方法は大きく分けて2通りあります。一つ目は誰かが開いているテーブルに入って黒白どちらかの空いている席に座って対局を申し込む方法です。もう一つは「テーブル作成」ボタンを押し自分がホストになって相手が申し込んでくるのを待つ方法です。

テーブルを作る場合

自分でテーブルを作成した場合、対局時間、レートの有無、対局の公開非公開、盤の路数、一手10分以内制限の有無、などを決められます。何も変更させないデフォルトの状態では、時間制限無し、レート有り、公開対局、19路、10分以内制限有り、になります。これでほぼ問題ないんですが、変更するとしたら対局時間の設定位でしょう。だいたいヤフー碁では20分から40分位までの設定が普通で、それ以下やそれ以上では相手が見つかりにくいかもしれません。

相手のテーブルにつく場合

まずテーブルにつく前に、申し込みたい人のテーブル設定をさっと見ておきましょう。問題なさそうであれば該当テーブルの「見る」ボタンを押して入室し、盤面がまっさらな場合はその後席に着きます。盤面に石がある場合は、すでに終了した対局状況であることを確認してから席に着きます。

これを確認するには、時間設定がある場合は黒白双方の時間の進行によって分かります。時間が止まっていれば終了している。時間が進んでいればまだ対局途中なので、残っている人が没収試合にするか相手が戻ってくるかするので必ず待つこと。

時間設定がない場合はこの判断はできませんが、テーブルに入室後少し待って変化がなければ入るようにすればよいでしょう。また「今すぐ対局」ボタンは使わない方が良いでしょう。対局途中に一方がなんらかの理由で抜けたところに飛び込んでいってしまうことになりかねません。

対局する

双方席に着いたら「ゲーム開始」ボタンを押します。相手も「開始」ボタンを押せば対局開始となります。挨拶は通常この時点で行います。また「開始」ボタンを押して10数秒待っても応じない場合はあきらめて席を立ちましょう。長々と座っていると他の対局希望者が申し込めません。


終局方法

最後まで並べた場合

小ヨセも終って残るは駄目だけとなれば終局となります。テーブルの左上あたりにある「パス」を押しましょう。相手もそれに応じて「パス」を押せばポップアップが出て死石チェックに移ります。自分の地の死石のみ指定するだけで良いです。自分のチェックが早く終ったからといって相手の地の死石までチェックするのはやめること。マナー違反であるでけでなくトラブルのもとにもなるので静かに待ちましょう。

両者チェックが終れば「計算終了」を押します。これで双方の地の計算、アゲハマ、コミが計算されて勝ち負けが表示されます。最後に挨拶をして席を立ちましょう。続けて打ちたい場合はまた「ゲーム開始」ボタンを押しましょう。 初心者の方で、どれが駄目の手なのか、いつ終局なのか分からない場合は最後まで打ち続けるしかありません。相手が多少強い方なら相手がパスしてきたのに応じてパスすると良いでしょう。

投了の場合

対局の途中であっても、このまま終局まで打っても勝ちの見込みがないと判断したら、「投了」ボタンを押して投了できます。

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その他の事項


降参・キャンセル

「終了」「席を立つ」ボタンあるいは(テーブルの)ウィンドウを閉じようとすると降参・キャンセル・保存が選択できます。 降参は投了と同じですが、キャンセルは対局そのものを無かったことにしようと提案することです。クリックミスしたから、負けそうだから、急用が出来たから、いろいろな言い訳が考えられますが、いずれにしろ自分の都合で対局者に迷惑をかけることには変わりありません。またキャンセル要求はチーターがチート行為に及ぶ前段手順であるため、あらぬ疑いをもたれないよう潔く投了しましょう。こちらも参考にゲームの途中で抜けたいのですが

保存

保存は、相手がこれに同意した場合、対局を打掛にして後に再開することが出来るというものです。続きは、今度その対局者と対局を開始しようとすると自動的に再開されます。また時間設定を行っていると消費時間が0に戻るため、打ち続けたいけど時間が足りなくなった場合などにも使います。ノーレートで行っていた場合は対局途中にテーブルから全ての人が去った場合に保存できます。


棋譜の保存

自分の棋譜を後で検討したい、他の強い人の碁を並べてみたいといった時、棋譜送信機能が使えます。テーブルの右中にある「棋譜をメールで送信」を押せばメールで送られてきます。対局途中でも対局後でも構わないです。送られてくる棋譜はSGF形式になっているので、それに対応したソフトをダウンロードして利用します。こちらも参考に棋譜送信サービスについて


反則負け

ヤフー囲碁では、劫の即取り返し、二手打ち、着手禁止点などは打ちたくても打てない構造になっているので、反則負けというのは実質ありません。


置き碁

置き碁は両対局者の力量に差がある場合に行うものです。ヤフー碁ではハンディキャップと呼ばれます。 テーブルを作成してから「ハンディキャップ」ボタンをクリックし置石の数を選びます。ヤフー碁では9子まで置くことができます。 ただ置き碁はヤフー碁ではあまり行われません。置き石が対局開始まで表示されないこと、コミが「6目半+置石の数−1」、レーティングの増減幅も通常対局と変わりないなど整備が進んでないためでしょう。そのため通常はレート無しで行います。


局後の検討

ヤフー囲碁にこの機能はありません。レート無しにチェックを変えて並べ直すといいでしょう。


盤面を大きくしたい

ヤフー囲碁にこの機能はありません。解像度を下げて画面表示そのものを拡大するしかありません。


不具合について

ヤフーゲームをする時におこるいろいろな不具合の原因としてまず考えられるのはJavaの問題です。こちらを参考にJavaをインストールするにはJavaゲームの推奨環境

その他わからない点があればこちらを参考にJavaゲームヘルプJavaゲーム共通の操作について(ルーム、テーブル)
要望や苦情などはこちらにYahoo!ゲームお問い合わせフォーム

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レートについて


レーティングの増減幅は下記の計算式で導き出されます。
勝ち・・・(相手のレート−自分のレート)÷25+16
負け・・・(相手のレート−自分のレート)÷25−16

簡単に言えば強い人に勝てばいっぱい、弱い相手ならちょっとだけ上がるということです。負けた場合はその逆ですね。それから計算式で分かるとおり、レート差がどんなに大きくても増減幅は、±32が限度です。小数点以下は表示されないものの累積計算されています。 またレート有りにしていても、開始から5分以内に終局すると無効試合となり、レートの変動もなく履歴にも残りません。レートについてはこちらも参考にレーティングについて(レート、仮レート)


仮レート

レーティングゲーム20局未満は仮レートと呼ばれレートが表示されません。レーティングの増減は通常どおり計算されています。


レートと色の関係

赤 2100以上
橙 1800〜2099
紫 1500〜1799
青 1200〜1499
緑 0〜1199
灰 仮レート

レート(R)と段級位の目安 (こちらも参考に→レーティングの段級位換算

段級 碁会所 ネット基準
三級 R1190 R1350
二級 R1250 R1430
一級 R1310 R1510
初段 R1400 R1600
二段 R1520 R1730
三段 R1660 R1880
四段 R1820 R2060
五段 R2000 R2270
六段 R2200 R2520
七段 R2420 R2790
プロ R3100以上?

上記は一例で、この見解は人によって結構違います。例えば別の方の基準ではこのようになっています。

級位 〜1300台
初段 1400〜1600台
二段 1700〜1900台
三段 2000〜2200台
四段 2300〜2500台
五段 2600〜2700台
六段 2800〜

大分違いますね。しかもこちら2007年時点の話なので、インフレが進んだ現在はさらに点数が加算されているということになります。 私の印象はちょうどこの2つの間くらいかなあ。また、同じようなレートの人でも、下手に勝つことを趣味にしている人と、負けても負けても上手に挑みかかる人とでは、当然後者の方が力はあります。


インフレについて

レートゲームは、勝ったり負けたりを繰り返していくうちにだいたい実力どおりの数値に収束していくわけですが、これも相対的なものですから、常に変動しているのは当然です。ただ、ヤフー碁の場合その変動幅が大きくて、しかもどんどん上昇している傾向があります。

これはおそらく、逃走型チーターのせいと考えられます。本来、レートは敗者から勝者に移るだけで、合計は変わらないんですが、切断者は負けてもレートが下がらないので、合計が増えるということになります。それも実力に見合わないレートになってるので、カモにされてインフレが進んでいくということになります。

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